はっきり言って、このコロナの騒動と無意味な感染対策は、差別を生んできたと思う。
マスクをしていないというだけで、入店を断られるレストランや百貨店があった。
未だに飛行機は、マスクをしていないと止められるという。
それらは差別だと思うな。
マスクはドレスコードだなんだと言うけどさ。
そんなの、どこかおかしいぜ。
「素顔の入店を断られたことが、まるで黒人差別と同じ現象だ」とツイートしていた人がいた。
それに対して、「お店の決まりを黒人差別に例えるなんて間違っている」と言っていた人がいたが、一体どこが違うんだろうな。
『グリーンブック』という映画がある。
黒人というだけで入店ができないレストランやホテルがある時代の話。
黒人の入店が許されているお店が載っている、ガイドブック的存在がグリーンブックという緑色の冊子だったわけ。
悔しいよな。
迫害を受けながらも懸命に教養を身につけた人でさえ、肌の色が異なるだけで、差別を受けていた時代があったんよな。
身なりは清潔で話し方や文法が正しくても、店に通してもらえない。
作中の黒人男性はピアノ演奏家として会場に招待されていたにもかかわらず、そのレストランでの食事も許されない。
黒人はレストランには入れないという店の古いしきたりがあるのだという。
店のオーナーに「すぐそばに黒人が食事を出来る店がありますよ」と紹介されるが、主人公は信念を曲げることなく、「この店で食事が出来ないのであれば、演奏はしない」と言う。
ある信念のために。
今の現状ととても似ている。
マスクをしていないというだけで入店をお断りされる。
人によっては「素顔でいる」ということ自体が、もはや信念なのだ。
素顔で心地よくお店に入りたいのに、「お客様、マスクをお願いします」と言われる気持ちが分からないのかね。
そういうことを言われたら、信念が傷つくのだ。
お店は感染対策を第一に考えて、素顔でいたい人の心情を平気で害するけど、それって正しいの?
電車に素顔で乗っているだけで、写真に撮られてTwitterで晒されるということもあった。
マスクをしていないことを理由に、女性や子供が暴力を受けることもあった。
一体なんなんだ。
マスクを着けるということは、それほどに日本の常識なのか。
どうしてその常識をもっと疑えないかね。
だって、意味がないっしょ。
食事中にお話をして、いわゆる飛沫が一番飛ぶときにマスクを外しているでしょう。
ドラマや映画の俳優達、紅白出演者は全員マスクをしていなかったでしょう。
なぜ、入店時と会計時にだけマスクを着けなければいけないかね。
なぜ、観客だけマスクを着けなければいけないかね。
芸能人なら許されるのか。
いろいろと矛盾だらけだよ。
お店は「マスクをしない人を入店させると不安に思うお客様がいる」と言う。
そんなのお客達は、ほとんど気にしやしないよ。
自分たちも素顔で食事をしながら話をしているのだから。
「うわ、ノーマスクの人OKの店なんだ、もう来るのやめよ」なんてやついるか?ほぼいないと思うぞ。
そんな人、外に出るのも一苦労なのではないか。
それよりも、いきなり入店を断られたときのショックの方が大きいに決まっているだろう。
人によっては信念を持って勇気を出して、素顔でいるんだから。
お店の人たちには、とにかくその信念を尊重してもらいたいと思うね。
映画グリーンブックは、非常におすすめ。
差別がいかに、人を傷つけるか、孤独にさせるかよく分かる。
逆に、温かく受け入れてくれる人たちの尊さを感じる。
未視聴の方は、Amazon PrimeとNetflixで観ることが出来るから観よう。
それではーーーまたーーーー。